お菓子教室 パン教室のアトリエフェーヴ。東京都世田谷区船橋(経堂、桜上水)



2005年09月

 *9月は秋らしいシックなお菓子2品!*

9月はパリブレストとファーブルトンです。

●パリブレスト●

パリブレストはプラリネクリームとアーモンドの味わい深いシュー菓子です。

フランスには毎年7月になると多くのフランス国民が夢中になり熱狂する
「ツール・ド・フランス」という自転車レースがあります。
この競技は3週間近くも行われ、パリとブルターニュの北西の街ブレストを走ります。
古くは1891年に開催されたレースを記念して、沿道にあるお菓子屋の職人、
ルイ・デュランが考案したといわれています。

このリング型は自転車の車輪をイメージしたものといわれていて、
大きなリングシューの中に、小さなシューがいくつも詰められ、
たっぷりのプラリネ風味のカスタードクリームが入っています。
このお菓子のおいしさはやはりシュー生地の作り方にあります。
シュー生地はしっかりと小麦粉に火を通し、
卵を手際よく入れることにポイントがあります。
シュー生地は唯一おなべで作られるお菓子の生地です。
(フランスではお料理に使われることも多く、ゆでてニョッキとして食べたりもします。)
それから、焼くときに型が要らず、
好みの大きさや形に作ることもできる、大変便利な生地です。
高温のオーブンでしっかりと焼いて、中を乾かすのがおいしいシュー生地の基本です。

フランスではプラリネクリームですが、
好みで工夫してカスタードクリームにフルーツを飾ってもいいでしょう。
ちなみに我が家では息子の誕生日には年齢の形に絞ったシュー生地を
焼いて飾り付けしていました。
生地は焼く前に絞って冷凍保存できるので、いっぺんにやけないときは大変便利です。
お誕生日ケーキにもできるような存在感のあるパリブレスト、
今回は正統派を作ってみましょう。

●ファーブルトン●

こちらはブルターニュの名物。
ファーとはクレープの厚焼きのようなねっちりした生地を指します。
このお菓子は地方によって呼び名が変わり、
ブルターニュから南に下ってリムーザン地方ではこの土地の名物サクランボが入ってクラフティ、
またはフロニャルドと呼ばれています。

ブルターニュのものはプリュノー(干しプラム)が入っているのが一般的ですが、
ドライのいちじくや生のりんごでもおいしくできます。
家庭でおやつに作られる素朴で簡単なお菓子で、
主婦たちは子供たちのおやつにフライパンで作ることもあるそうです。
私はどこか懐かしいような、カヌレにもフランにも似たねっちりとしたおいしさが好きです。
パリや東京では主にパン屋さんに売られていることが多く、
軽い食事代わりにもなります。
温かいままでも、冷やしてもおいしく食べられます。



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