2005年01月
あけましておめでとうございます。
今年も皆様とともに楽しくお菓子が作れる幸せに感謝し、
家庭で作れる最高においしいお菓子を目指して精進してまいりたいと思います。
2005年も‘旬‘の素材を取り入れ、お菓子の今が感じられるアクティブな
お菓子教室として活動していきたいと思います。
私が実際にフランスで触れたおいしさや、家庭でマダムに習った
感動的にカンタンでおいしいお菓子たちを余すところなく皆様に伝え、
お菓子作りを通して、それにまつわる文化や背景なども広く理解し、
広めていきたいと考えております。
素材のテイスティングや食べ歩きなども企画し、
幸福な時間をもたらすお菓子たちを私たちの暮らしの一部に取り入れ、
楽しんでいけるように提案してまいりたいと思っています。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
飯田順子
*-*-*
1月のお菓子は新年を祝うのにふさわしい楽しいお菓子、ガレット・デ・ロアです。
今年のガレットはさわやかなオレンジ風味のアーモンドクリーム入りです。
昨年あたりからひそかなブームですね。
日本でも多くのパン屋さんやお菓子屋さんで見ることができるようになりました。
ガレット・デ・ロア(フランス語で王様のお菓子の意)は、
パートフィユテ(パイ生地)の中にたっぷりのアーモンドクリームを詰めたお菓子で、
フランスでは新年を祝うお菓子として欠かせないものになっています。
もともと16世紀の教会で生まれたお菓子で、
当時ガレットの中にひとつだけフェーヴ(フランス語でそらまめの意)を入れて焼き、
当たった人がその年の祭司になれました。
キリスト教の祝日である公現節(1月6日)を祝うお菓子として、毎年第一日曜日に食べられ、
現在ではフェーヴは小さな陶器のお人形に代わりました。
(私も今年からガレットデロアとその文化を普及する目的で作られた
「クラブデラガレットデロア」の会員となりました。会長はなんとパティシエ・シマの島田シェフ!)
フランスでは各店がオリジナルのフェーヴを作ったり、市販のものもいろいろな種類のものが出回っています。
キャラクター物や、動物の形、お菓子の型などかわいいものがいっぱいあり、コレクションしています。
蚤の市などでめずらしいものを見つけては買い求め、200個近く集めて楽しんでいます。
フェーヴが当たった人はその1年間を幸せに過ごすことができ、その日1日王様になれます。
フェーヴは幸運のシンボルなのです。
今年はフランス製のパンをかたどったフェーヴをご用意いたしました。
アーモンドクリームのしっとりリッチなお味に、オレンジの爽やかな香りが加わって、
我ながら美味しいガレットになりました。
寒い季節に一度は作りたいパイ生地にも、ぜひともチャレンジしてみましょう。
一口食べれば苦労が報われるはず!?
もう1品は、あまり生地を重ねて伸ばし、簡単に作れるガレットです。
紅茶風味のアーモンドクリームに洋なしをのせて焼くだけで驚くほどおいしくできて、
洋なし好きの私の最近のお気に入りです。好みのフルーツでお試しあれ。
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